より多く、より少なく：油脂加工において酵素が歩留まりを向上させ、持続可能な利益をもたらす方法

植物油生産者向けのDSMの新しい酵素ソリューションであるPurifine® PLA1 は、当社の酵素ポートフォリオを補完するものであり、加工業者が求める歩留まり向上と厳格な仕様を実現するものである。ここでは、当社の油脂& 油脂ポートフォリオの専門家であるイン・チャが、今日の油脂加工工場が種子からより多くのものを得るための方法について彼女の洞察を紹介する。

現在、植物油加工業者が直面している主な課題は何ですか？

Insights Getting more using less - Oil processors

ヒマワリ、キャノーラ、菜種、そして特に大豆など、すべての油脂加工業者が直面している重要な課題は、コストに敏感なプロセスにおいて収率を向上させなければならないというプレッシャーだと思います。言い換えれば、大きな投資をすることなく、貴重な天然資源である種子からより多くのものを得るということです。また、循環型経済がますます進む中、ビジネス上の利益と持続可能性の利益を調和させるという、配慮のある方法でこれを行う責任も高まっています。 1日に500トンもの油を精製する加工業者もあることを考えると、1桁の収率向上は大きな改善です。

また、油脂加工業者は、最終製品が十分な保存期間を持つために、リンの厳格な規格を満たす必要がある。工程に変更があれば、これが危険にさらされる可能性があるため、常に挑戦が必要なのだ。

他の生産環境と同様に、油処理業者もまた、安全でクリーンな操業を維持しながら、効率的なプロセスを維持し、バッチごとに一貫した性能を提供する必要がある。

ピュリファイン®PLA1のような酵素は、どのように役立つのでしょうか？

酵素はさまざまな方法で役立つが、その主な利点のひとつは、プロセス効率を高める自然な方法であることだ。生産者にとって重要な「ハード」な結果、つまり高い収量、厳しいリンの規格への適合、堅牢な性能などを実現できることは、酵素を使用する明確な価値である。また、よりクリーンで安全なプロセスを、より少ない化学薬品で実現することも、同時に大きな利点となる。

Let’s looks specifically at yield: using an enzyme solution like our new Purifine® PLA1 can improve yield up to 2% over conventional refining. Again, given the volume of even a mid-sized refinery, that’s a substantial increase. Importantly, oil processors don’t need to pay a high price to gain that improvement. Compared to the current enzymatic solution in the market, the required dosage for Purifine® PLA1 is equal, or in many cases lower – so processors get more with less and get a lower cost-in-use. Our enzyme also has a higher reaction temperature (up to 70°C) and eliminates the need for caustic (chemical) additions because it works at a lower pH. This delivers better oil separation and results in a clean centrifuge, thanks to the liquid lyso-gums. These benefits contribute directly to a simpler, safer, more efficient and cleaner process.

ここで重要なのは、これらの結果を毎回再現できることである。私たちは、さまざまな油種、さまざまな量、工業規模で酵素を徹底的にテストし、収量の増加と必要なリンの仕様達成の両方において一貫したパフォーマンスを確認した。私たちはすべての主要地域にラボを持ち、これらの結果を顧客に示すことができる。

DSMは、石油加工業者がPLA1を導入することで、このようなメリットを確保するのをどのように支援しているのだろうか。

Insights Getting more using less - Bring new technology into a plant

新しい技術を工場に導入するのは大変なことです。ですから、私たちは、植物試験を実施するプロセスを容易にするために、アプリケーションの専門家と研究所からなるサポート・ネットワークを構築しました。私たちは、お客様との緊密な連携により、お客様固有の環境で私たちの酵素を機能させ、その結果をお客様にお見せすることに全力を尽くしています。私たちは、その他の重要な「ボックス」もチェックしています。例えば、ピュリファイン®PLA1は新しい酵素ですが、すでにブラジル、アルゼンチン、米国、中国など、、広く承認されています。

顧客はサンプルを当社のラボに送ることができ、そこでオイルの成分を分析し、顧客専用にカスタマイズされたトライアル・セットアップを定義することで、初めて正しいトライアルができる可能性を最大限に高めることができる。

別の言い方をすれば、私たちは同じ言語を話し、石油精製プラントでは、その言語は歩留まりを最大化し、プラントを円滑に稼働させ、安定したパフォーマンスを維持することに集中している。

油脂加工に酵素を使う利点は他にもありますか？

One of the areas that DSM is passionate about is maximizing production efficiency in a sustainable way. Our solutions are created with this in mind – making processes more efficient and less harmful to the planet at the same time. Oil processors using our enzyme solutions will reap several sustainability benefits; for example, they will save on energy costs because there’s less need for heat exchanging. We actually conducted a lifecycle assessment to analyze the carbon footprint of a conventional vs. enzymatic refining process using Purifine® PLA1. The results reveal that Purifine® PLA1 reduces the carbon footprint of the production process by 30-35%. For a mid-sized refinery, that means an annual reduction of 5,000 tons of CO₂ emissions. Bearing in mind that the world is moving towards putting a real and meaningful price on carbon emissions, this is something that forward-thinking producers should be looking at closely.