Press Release
7月 15, 2020
DSMとフランス第4位の農業産業グループAvril社は、キャノーラ(菜種)タンパク質を生産する合弁会社Olatein社を設立。
デルフト(オランダ)、パリ(フランス)、2020年7月15日 09:00 CEST
栄養、健康、持続可能な生活における科学的根拠に基づく世界的企業であるロイヤルDSMと、フランス第4位の農業産業グループであるAvrilは本日、世界の食品市場向けにキャノーラ(菜種)タンパク質を製造する合弁会社Olateinを立ち上げると発表した。、AvrilとDSMは提携の意向を発表してから1年後、 、提携を最終決定し、フランスのディエップに製造施設の建設を開始する。
タンパク質は健康的な食生活に欠かせないものであるが、2050年までに世界人口が100億人に達するため、地球規模で生産されるタンパク質がより多く必要とされる。 増大するタンパク質需要を満たすため、DSMとAvrilはパートナーシップ(75/25)を結び、Olateinを設立した。 このパートナーシップは、DSMの特許取得済みのキャノーラミールから高品質タンパク質を抽出するプロセスと技術、Avrilの油糧種子とタンパク質作物生産における35年の伝統など、各パートナーのユニークなノウハウを活用したものである。
CanolaPRO™は、優れた機能性、高い栄養価、バランスの取れた味覚を有し、肉や乳製品の代替品、その他の飲料、焼き製品、バー、レディ・トゥ・ミックス製品など、菜食主義者やベジタリアン向けの製品を強化する。
この生産を促進するため、Avrilは、油糧種子の破砕と種子調達におけるリーダーシップを活かし、事業の上流部分に投資している。 同グループは、敷地内に新設する破砕装置から、非遺伝子組み換えキャノーラミールをOlatein社に供給する。 新施設にはバイオメタン製造装置も設置され、地域の公共エネルギー網への供給に貢献するとともに、生産における環境フットプリントを最小限に抑える。
アヴリル・グループの子会社であるサイポールが所有するディエップ工業用地は、ノルマンディー地方、ディエップ市役所、ディエップ港、州政府の支援を受け、新しい工業団地を建設するために全面的に改修される予定である。 工事完了後、同工業用地での活動が再開されることにより、新たな雇用機会が創出されることになる。
「このDSMとの提携は、新たな高タンパク種子部門を構築し、フランスとヨーロッパのタンパク質自給率向上に貢献することを目的とした、新市場を開拓・獲得するアヴリルの戦略の一環である。 このプロジェクトは、我々のコミットメントに沿い、ディエップ工場に新たな未来を提供するとともに、成長と産業の持続可能性をもたらす新たな活動への再配置を行うものである。," と、アヴリル・グループの最高経営責任者、ジャン=フィリップ・プイグは語った。
「DSMフードスペシャリティーズのパトリック・ニールス社長は、次のように述べています。「世界人口が増加し続け、健康的で栄養価の高いタンパク質への需要が高まる中、世界は持続可能なソリューションを必要としています。Avril社との提携により、高品質で栄養価の高いタンパク質であるCanolaPRO™の生産が可能になりました。
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