dsm-firmenich、ムンバイで開催された母子栄養会議2022に参加

• 世界的に低・中所得層では、多くの母親が必須ビタミンやミネラルの十分な摂取量に達していない。 その結果、妊娠中や発育初期の女性の健康と赤ちゃんの要求を支えるために、微量栄養素の補給の必要性が高まっている。
• ムンバイで開催された母体栄養会議（Maternal& Child Nutrition Conference）において、 dsm-firmenichの科学専門家（  ）は、妊娠前、妊娠中、妊娠後の母体栄養の重要性について概説し、インド全土の母子栄養問題に取り組むために活用できる戦略について説明した。 
• イノベーターが妊産婦栄養ソリューションを目的主導型の製品に変えるのに役立つ、会議での一番の収穫をご覧ください。 

受胎から2歳の誕生日までの1,000日間における母親と子どもの栄養状態は、子どもが重要な発達のマイルストーンに到達するために不可欠である。 十分な微量栄養素の摂取を食事（特にインド全土で好まれるベジタリアン食）だけで達成するのは難しく、特に妊娠中は母親の栄養ニーズが高まるためである。 特に低・中所得層では、多くの女性がこの重要な時期に十分な量のビタミンとミネラルを摂取していない。 

& 先日ムンバイで開催された 2 日間の母子栄養会議では、母子栄養の課題や微量栄養素欠乏症に対す る進化した取り組み方について議論するため、インド全土から主要な母子栄養ブランド、新興企業、 医療従事者、メーカーが集まりました。この会議のタイトル・パートナーとして、 dsm-firmenich は、母子栄養のための革新的で低コストのソリューションからヒトミルクオリゴ糖（HMO）をめぐる新しい科学に至るまで、幅広いトピックに焦点を当てた数多くの講演者にスポットライトを当てました。 私たちは、このイベントから得た主なものを以下に概説します：

HMO：乳幼児の健康に不可欠

会議の中で、dsm-firmenich の Danica Bajic は、HMO の背後にある新しい科学とインド市場 におけるその可能性を紹介した。 世界的なコンセンサスは、新生児に人生の最良のスタートを与えるためのゴールド・スタンダードとし て母乳育児を支持している。 しかし、母親が母乳育児ができない（あるいは、母乳育児を選択しない）場合には、 安全で適切な代替母乳が利用可能であり、新生児に与えられるべきである。 

母乳の生物活性成分である HMO は、早期栄養市場における最近の技術革新である。 健康な腸内細菌叢を形成し、強い免疫系を維持し、最適な脳の発達を支援する役割を持つ新興成分として、HMO は、それらがもたらす可能性のある利点の結果として、ますます注目を集めている。 業界は、歴史的に市場が高品質で安全な HMO を大規模に製造するために必要な高度な技術を欠いているため、学術研究を臨床的に検証された乳児栄養製品に変換することに着手し始めたばかりである。 dsm-firmenich は、科学的裏付けのある GlyCare^TM HMO ポートフォリオおよびカスタマイズされたソリューションを通じて、世界の HMO 市場における革新の未来を開拓しており、世界中の顧客が目的主導型の乳児栄養製品を発売するために HMO の利点を活用するのを支援しています。 

母体と乳児の栄養のためのDHA

母乳にはドコサヘキサエン酸（DHA）とアラキドン酸（ARA）、つまり乳児の脳の成長と発達に重要な役割を果たす長鎖多価不飽和脂肪酸が自然に含まれています。¹ 乳児栄養学の専門家は、脳の発達が急速に進むこの重要な時期に、乳児用ミルクとフォローアップミルクにDHAとARAの両方が含まれていることを支持しています。² 世界的に、出生児の10.6％が早産であり、5歳未満の子どもの主な死亡原因となっています。³ 最近のコクラン・レビューによると、妊娠中にDHAとエイコサペンタエン酸（EPA）を補充することで、早産児を持つリスクが11％、早期早産児を持つリスクが42％低下し、DHAが健康的な妊娠経過に重要な役割を果たしていることが示されています。⁴

 The importance of finding solutions to reduce the risk of preterm births was highlighted in a presentation by dsm-firmenich’s Dr. Taichi Inui, Science Translation & Advocacy Asia Pacific Manager. When it comes to meeting moms’ preferences for maternal nutrition, there is a growing need for convenient solutions and trustworthy plant-based ingredients that support both maternal and infant health. Dr. Inui explored the role of dsm-firmenich’s life’s portfolio with a focus on life’sDHA^TM which is made from sustainably sourced algae, offering potent solutions with zero impact on marine life. life’sDHA^TM is the only 550mg/g natural triglyceride DHA ingredient on the market, helping mothers and babies reach their daily omega-3 requirements for healthy pregnancies an

母親の栄養失調：そのリスクは？

About one third of the world’s population suffers from hidden hunger, a deficiency in essential vitamins and minerals while meeting energy intake requirements. The impact of hidden hunger starts early and can impede a child’s ability to reach their full potential as they develop. dsm-firmenich’s Aakanksha Nayyar, Marketing Manager, South Asia discussed the increased education that is needed for pregnant and breastfeeding women in detail. In low- and middle-income countries, many women are deficient in essential vitamins and minerals and there needs to be improved education surrounding the benefits of a multiple micronutrient supplementation (MMS) regime. MMS are custom-made micronutrient supplements with each one specially formulated for its target purpose. When developed for pregnant or breastfeeding women. MMS supplements can provide 15 or more essential micronutrients scientifically proven to benefit the overall health of both mother and infant. 

インドネシアで行われた母親のMMSが胎児の転帰に及ぼす影響を調査した試験では、鉄と葉酸のサプリメント（IFA）を単独で摂取した場合と比較して、特に栄養不足で貧血気味の女性において、早期乳児死亡率が18％低下したことが示された。⁵ その後行われた追跡調査では、鉄と葉酸のサプリメント（IFA）を単独で摂取した場合と比較して、3歳半の時点で子どもの認知力が向上したことが報告されている。⁶ これらの肯定的な結果は、IFAの補給よりもMMSの方が妊婦とその子どもにもたらす価値が高いことを示している。 MMSの介入は、女性に力を与え、子どもたちが学校生活やその後の人生でより良い成績を収められるようにする可能性があり、それは最終的に経済成長にもつながる。 

妊産婦と乳幼児の栄養の未来を再考する

dsm-firmenich 、10年以上にわたって栄養不良の問題を優先し、妊産婦の栄養改善の世界的な強力な支持者となってきた。十分な栄養は普遍的な人権であり、余裕のある人だけのものではない。dsm-firmenichの栄養改善チームは世界的な能力を有し、世界中のパートナーと協力して、栄養不良のリスクにさらされている社会のあらゆる部分のニーズに合わせて、手頃な価格で入手可能な高品質のプレミックスとソリューションを開発し、提供している。 

 dsm-firmenichは、妊産婦栄養分野における豊富な経験と、低所得層における栄養不良への取り組みに関する専門知識を有し、世界中でサプリメント介入を支援するノウハウを有している。これにより、中低所得国の妊産婦が、妊産婦栄養と乳児の発育を最適化するために推奨されるレベルの微量栄養素を満たすことができるようになる。dsm-firmenichの市場対応ソリューションのポートフォリオは、栄養不良と隠れた飢餓に対処することを目的としており、栄養介入プログラムにおいて、栄養不良状態にある人々の食生活における微量栄養素のギャップを埋めるために、安全で使いやすく、手頃な価格のサプリメントを提供している。